骨粗しょう症 寝たきりの関連性は?

~骨を守ることが健康寿命を延ばす第一歩~

まずは今日から骨を守る生活を始めましょう

骨粗しょう症は、「骨が弱くなる病気」というイメージがありますが、実は寝たきりになる大きな原因の一つです。しかし、毎日の生活を少し見直すことで、骨を丈夫に保ち、骨折を予防することができます。

まず大切なのは、カルシウムを十分に取ることです。牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品、小魚、豆腐や納豆などの大豆製品、小松菜やチンゲンサイなどの緑黄色野菜を積極的に食べましょう。

次に、ビタミンDを意識することも重要です。ビタミンDは、食事から取ったカルシウムを体に吸収しやすくする働きがあります。鮭やサバ、イワシなどの魚や、きのこ類に多く含まれています。また、晴れた日に15~30分程度散歩をするだけでも、日光を浴びることで体内でビタミンDが作られます。

さらに、適度な運動を続けることも欠かせません。ウォーキングや軽い筋力トレーニング、椅子から立ったり座ったりする運動などは、骨と筋肉の両方を強くする効果が期待できます。

転倒を防ぐために、家の中の段差を減らしたり、滑りやすいマットを片付けたり、夜間は足元を照らす照明をつけたりすることも大切です。

救命士
救命士
別記事でお話していますが、ビタミンDも大切ですね!

また、65歳以上の人や閉経後の女性は、定期的に骨密度検査を受けることもおすすめします。骨粗しょう症は初期にはほとんど自覚症状がないため、検査による早期発見が重要です。

▶ ビタミンD不足が高齢者を弱らせる理由

骨粗しょう症とは

骨粗しょう症とは、骨の量や質が低下して、骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。

健康な骨は、新しい骨が作られる働きと、古い骨が壊される働きのバランスが保たれています。しかし、加齢や女性ホルモンの減少、栄養不足、運動不足などが原因で、このバランスが崩れると骨が弱くなります。

骨粗しょう症になっても痛みなどの症状が出ないことが多いため、自分では気づかないまま進行している人も少なくありません。

なぜ寝たきりにつながるのか

骨粗しょう症が怖いのは、骨が弱くなることだけではありません。

骨がもろくなると、ちょっとした転倒や、しりもちをついただけでも骨折することがあります。

特に注意が必要なのが、太ももの付け根(股関節)背骨手首の骨折です。

股関節を骨折すると、多くの場合は手術や入院が必要になります。

救命士
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知る人ぞ知る、大腿頸部骨折です。骨頭と転子部の真ん中が折れやすいです。様々な治療法があり、状態で変わりますが、人工股関節全置換術(THA)が多い印象です。

高齢者は入院中に体を動かす時間が減るため、筋力が急激に低下します。

その結果、「歩けない」「立てない」という状態になり、そのまま介護が必要になる人も少なくありません。

救命士
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通常はオぺ翌日からリハビリが開始されます。昔のような安静という概念は現在の医学では医師の管理下では重視されません。

背骨の骨折では、強い痛みから動くことを避けるようになり、外出や運動の機会が減ります。

すると筋力や体力が落ち、転倒しやすくなるという悪循環が生まれます。

このように、骨折がきっかけで活動量が減り、寝たきりへとつながることがあるのです。

骨折だけでは終わらない悪循環

骨折すると、安静にする期間が必要になります。

しかし、人の筋肉は使わない期間が続くと急速に衰えます。

高齢者では、数日間ベッドで過ごしただけでも筋力が低下することがあります。

筋力が落ちると歩くことが難しくなり、さらに運動不足になります。

運動不足が続くと骨も弱くなり、再び転倒や骨折の危険性が高まります。

また、寝たきりの状態が続くと、肺炎や床ずれ、食欲低下、認知機能の低下など、さまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。

そのため、骨折を防ぐことはもちろん、骨折した後もできるだけ早くリハビリを始めることが大切です。

救命士
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この悪循環の方が長期的に見て損失が大きいので、現在はリハビリは超早期から実施されます。

骨粗しょう症になりやすい人

次のような人は骨粗しょう症になりやすいとされています。

・高齢者

・閉経後の女性

・家族に骨粗しょう症の人がいる

・やせている

・カルシウム不足が続いている

・運動不足

・喫煙や過度の飲酒の習慣がある

・ステロイド薬を長期間使用している

これらに当てはまる人は、特に骨の健康を意識することが大切です。

転倒を防ぐことも重要

骨を丈夫にするだけではなく、転ばない工夫も欠かせません。

室内の段差をなくし、電気コードや滑りやすい敷物を片付けましょう。

夜間は廊下やトイレに足元灯を設置すると安心です。

靴は滑りにくく、自分の足に合ったものを選びましょう。

また、毎日のウォーキングや片足立ち、椅子からの立ち座り運動などで足腰を鍛えることも、転倒予防につながります。

骨粗しょう症は対応できる病気

骨粗しょう症と診断されても、適切な治療を受けることで骨折の危険性を減らせる可能性があります。

現在では、骨を強くする薬や、骨が壊れるのを抑える薬など、さまざまな治療法があります。

医師の指示に従って治療を続けることが、将来の骨折予防につながります。

自己判断で薬をやめず、定期的に診察や骨密度検査を受けることが大切です。

まとめ

骨粗しょう症は、自覚症状がほとんどないまま進行することが多い病気ですが、骨折をきっかけに寝たきりや介護が必要な状態につながることがあります。

しかし、カルシウムやビタミンDを十分に取り、適度な運動を続け、転倒しにくい環境を整え、定期的に骨密度検査を受けることで、骨粗しょう症や骨折の予防が期待できます。

また、骨粗しょう症と診断されても、早めに治療を始めることで骨折の危険性を減らせる可能性があります。

健康寿命を延ばし、いつまでも自分の足で歩き続けるためには、骨を守ることがとても重要です。今日からできる小さな習慣を積み重ねることが、将来の元気な生活につながります。

救命士
救命士
加齢と共に運動量が減りますが、転倒などを恐れずにできる範囲の運動をしましょう!

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