「あれ、何しに来たんだっけ?」は認知症? 冷蔵庫の前まで来たのに、「……で、何を取りに来たんだっけ?」となる。 スマホを探していたのに、手に持っていた。 人の名前が出てこなくて、「あの人、あの、ほら…」が増える。
こういうの、ちょっと焦りますよね。 「もしかして認知症?」と不安になる人も多いです。 でも実は、年を取ると多少の物忘れが増えるのはかなり普通のことです。
「普通の物忘れ」と認知症の違い
一番分かりやすい違いは、“忘れ方”です。 普通の物忘れは、「一部を忘れる」。 例えば、
- 昨日の晩ごはんのメニューを忘れる
- 映画のタイトルが出てこない
- 人の名前をド忘れする
でも、「食べた」「映画を見た」「会った」という出来事そのものは覚えています。
一方、認知症は「出来事ごと抜ける」ことがあります。 「晩ごはんを食べたこと自体を忘れる」 「約束したことそのものを覚えていない」
こうなると、生活に困る場面が増えてきます。 しかも本人には自覚がないこともあります。だから家族のほうが先に気づくケースも多いです。
認知症って、結局なんなの?
簡単に言うと、「脳の働きが弱って、日常生活に影響が出る状態」です。 代表的なのが アルツハイマー型認知症。 名前はよく聞くけど、実際には「記憶を作る機能」が少しずつ壊れていく病気です。 だから、
- 同じ話を何回もする
- 置いた場所を忘れる
- 予定を忘れる
みたいなことが起きやすくなります。 ただ、認知症=何も分からなくなる、ではありません。 普通に会話できる人も多いし、初期だと周囲が気づかないこともあります。
実は怖いのは「物忘れ」より別の変化
認知症で意外と大変なのは、記憶そのものより“段取り”です。 例えば、
- 料理の順番が分からなくなる
- ATMの操作で混乱する
- 電車で迷う
- ゴミの日が分からなくなる
こういう「今まで普通にできてたこと」が難しくなっていきます。
📌 【ここがポイント】加齢がもたらす、もう一つの決定的な影響
年を重ねると、単に記憶が薄れるだけでなく、**「新しい事象になじめない(受け入れられなくなる)」**という変化が起こりやすくなります。
今まで普通にできていた段取りが難しくなり、本人が一番不安を感じているからこそ、それが「怒りっぽさ(易怒性)」や「頑固さ」として表面化することがあるのです。
周りからすると「性格変わった?」って見えるんですが、本人の中ではかなり必死だったりします。
脳トレって意味あるの?
よくありますよね。 「毎日計算すると認知症予防!」 「漢字ドリルで脳が若返る!」 もちろん、まったく無意味ではありません。 でも、実際はもっと普通のことのほうが大事と言われています。
- 人と話す
- 外に出る
- 歩く
- よく寝る
- 笑う
- 趣味を持つ
こういう生活のほうが、脳にはかなり良いらしいです。 特に「会話」は強いです。 人と話すって、リアルタイムで・・
- 言葉を探す
- 相手の話を理解する
- 感情を読む
これらを瞬時に行うことで成立するので、脳をめちゃくちゃ使ってるんです。 だから、一人きりでずっと過ごすより、誰かと雑談するほうが脳には刺激になります。
スマホ便利すぎ問題
最近は、
- 電話番号を覚えない
- 地図を見ない
- 漢字を書かない
こんな生活になりました。 全部スマホがやってくれる。 便利なんですが、その分「覚える作業」は減ってます。 昔は友達の家の電話番号を何個も覚えてたのに、今は自分の番号すら怪しい人いますよね。 もちろん、スマホのせいで認知症になるわけではありません。 でも、「脳を使わなくても生きられる時代」になったのは確かです。
じゃあ、物忘れしたら危険なの?
いや、むしろ全然します。 人間の脳って、もともと忘れるようにできています。かの「赤尾の豆短」にもあった言葉 「人間は忘れる生き物である。忘れる以上に覚えれば良い」知ってる人は知ってますよね!
もし人生で見聞きしたこと全部覚えてたら、脳がパンクします。
💡 脳の仕組み
脳は日々、「これは大事」「これは別にいい」を勝手に整理しています。 なので、「あれ?なんだっけ?」くらいなら、そこまで怖がらなくて大丈夫です。
ただ、以下のような変化が続くなら、一度相談したほうが安心です。
⚠️ 相談の目安(アラート)
- 同じことを何回も聞く
- 約束そのものを忘れる
- 生活で困ることが増える
最後に
認知症って、昔は「特別な病気」みたいに思われていました。 でも今は、高齢化でかなり身近な存在です。 だから大事なのは、「怖がりすぎる」ことじゃなくて、ちゃんと知っておくこと。
そして、脳のために特別なことをするより、
- よく食べる
- よく寝る
- 人と話す
- 少し歩く
みたいな、普通の生活をちゃんと続けることだったりします。 結局、人間らしく生活することが、脳にも一番いいのかもしれません。
最後に、これは全くの私見ですが、ほんの300年前までは人生50年と言われていたのですが、今では人生100年になってしまいました。 しかし、人体構造自体は何も変わっていません。(特に脳や神経)結局、「耐用年数」が来たってことかな?と老人の末席に居る者としては思う今日この頃です。
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