まず確認しておきたいポイント
私見ですが、盛夏とも呼べるこの季節に他界される方が多いような気がします。
それも不慮の死ではなく、病院や自宅で看取りを受けてのいわゆる「往生」できた、ある意味幸せな最後を迎えらえた方々です。
家族もその時が来るのを分かってはいるけれど、喪失感だけはどうにもできません。
しかも、法的な手続きは斟酌なしに迫ってきます。
お金のある方は葬儀社や弁護士~行政書士に依頼されて法的面は処理されると思いますが、そうでない方は自分たちで手続きをしなければなりません。
今回は、葬儀後の多くの手続きを期限のあるものから順番に書いてみました。
特に、役所や年金、健康保険の手続きには期限が設けられているものがあります。まずは必要書類(死亡診断書の写し、戸籍謄本、本人確認書類、印鑑、保険証など)をまとめて準備し、チェックリストを活用しながら進めましょう。
また、相続や不動産、税金など専門的な内容については、司法書士や税理士などの専門家へ早めに相談することで、手続きをスムーズに進めることができます。
死亡後14日以内に行う手続き
□ 世帯主変更届の提出(市区町村役場)
故人が世帯主だった場合は、新しい世帯主を届け出ます。ただし、世帯の状況によっては不要となる場合もあります。
□ 介護保険証の返還
故人が介護保険を利用していた場合は、介護保険証を返還します。未払いの介護保険料やサービス利用料がある場合は、あわせて確認しましょう。
□ 健康保険の資格喪失手続き
加入していた健康保険の資格喪失届を提出し、健康保険証を返却します。
加入している保険によっては「埋葬料」や「葬祭費」が支給されるため、忘れずに申請しましょう。
□ 年金受給停止の手続き
年金を受給していた場合は、年金事務所または市区町村窓口で受給停止の手続きを行います。
条件を満たしている場合には、遺族年金を受給できる可能性もありますので、あわせて確認しましょう。
□ 必要書類の整理
今後の相続手続きに備え、以下の書類をまとめて保管します。
- 戸籍謄本
- 住民票
- マイナンバー関係書類
- 保険証券
- 年金関係書類
- 通帳
- 印鑑
- 不動産関係書類
- 遺言書(ある場合)
死亡後1か月以内に進めたい手続き
□ 公共料金の名義変更・解約
- 電気
- ガス
- 水道
今後も住み続ける場合は名義変更、空き家になる場合は解約を行います。
□ 通信サービスの整理
- 携帯電話
- 固定電話
- インターネット回線
契約をそのままにしておくと料金が発生し続けるため、早めに確認しましょう。
□ クレジットカードの解約
カード会社へ連絡し、カードを停止します。
未払い料金や公共料金などの引き落とし先になっていないかも確認しましょう。
□ サブスクリプションサービスの解約
契約しているサービスを確認します。
例
- 動画配信サービス
- 音楽配信サービス
- 新聞・雑誌
- スポーツジム
- 有料アプリ
スマートフォンやメールを確認すると契約内容が見つかる場合があります。
□ 銀行・証券口座の確認
通帳やキャッシュカードを整理し、金融機関へ死亡の届出を行います。
相続手続きが必要になるため、必要書類を確認しておきましょう。
2~4週間を目安に進めること
□ 遺品整理を始める
まずは重要書類を探し、その後に家具や衣類などを整理します。
一度に終わらせようとせず、家族と相談しながら少しずつ進めることが大切です。
□ デジタル遺品の整理
近年ではデジタル遺品の整理も重要です。
確認するもの
- SNSアカウント
- メールアドレス
- ネット銀行
- ネット証券
- クラウドサービス
- スマートフォン
- パソコン
不要なアカウントは停止・削除を行い、個人情報の管理にも注意しましょう。
□ 専門家への相談
次のような場合は専門家への相談がおすすめです。
- 相続人が複数いる
- 不動産がある
- 相続税が発生する可能性がある
- 遺言書が見つかった
- 手続きが複雑で分からない
司法書士や税理士、行政書士などに相談することで、安心して手続きを進めることができます。
葬儀後の手続きチェックリスト(まとめ)
死亡後14日以内
☐ 世帯主変更届
☐ 介護保険証の返還
☐ 健康保険資格喪失手続き
☐ 埋葬料・葬祭費の申請
☐ 年金受給停止手続き
☐ 必要書類の整理
死亡後1か月以内
☐ 電気・ガス・水道の手続き
☐ 携帯電話・インターネットの解約・名義変更
☐ クレジットカードの停止
☐ サブスクリプションの解約
☐ 銀行・証券口座の確認
2~4週間
☐ 遺品整理
☐ デジタル遺品の整理
☐ 相続・税金について専門家へ相談

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